ハラミってどこの部位?牛の内臓?鮭やマグロのハラミとの違いは

ハラミ どこの部位?

焼き肉の定番「ハラミ」ってどこの部位?

牛の内臓?その割には赤身に近い食感と味ですよね。
さらには、鮭やマグロにも「ハラミ」と呼ばれる部位があります。

今回は、奥が深い「ハラミ」の部位についてご紹介します。

牛ハラミはどこの部位?

牛ハラミは、「横隔膜」という部位にあたります。

横隔膜は、私たち人間にももちろんあります。
主に「複式呼吸」の時に使う筋肉のことで、笑い転げた時に抑えるところ(部位)ですね。

肺で呼吸するのを手助けする器官です。

ハラミは内臓?

牛ハラミは「横隔膜」と呼ばれる筋肉で、内臓に分類されます。

『筋肉なんだから、赤身なんじゃないの?』

と疑問に感じる方もいらっしゃると思いますが、
例えば、ホルモンの代名詞とも言える胃や腸も「筋肉」でできています。

これらは、意識して動かすことが出来ないのが特徴で「平滑筋」と呼ばれるモノで、無意識のうちに常に働いてくれる筋肉のことです。

私たちが普段焼肉で食べているホルモン(内臓)は、「筋肉で出来ている」というワケですね。

しかし、ハラミはホルモンの一部ですが明らかに「赤身」に近い食感ですよね。
これはなぜでしょうか?

横隔膜は複式呼吸に必要な筋肉、つまり「意識して動かすことができる」ので、胸や背中の筋肉に近い食感になるんですね^^
逆に胃や腸は、意識して動かすことができない筋肉なので、赤身とは全く違った食感になるようです。

ハラミ・サガリの違い

ハラミとサガリは、どちらも横隔膜の部位です。
呼び名が違うのはなぜでしょうか?

牛の横隔膜をハラミとサガリに分けると
ハラミ=横隔膜の上の部分
サガリ=横隔膜の下の部分(垂れ下がっている部分)

となります。

一般的に関東では、ハラミとサガリを区別することなく横隔膜全体を「ハラミ」と呼ぶお店が多く、
九州では、ハラミとサガリを区別するお店が多いです。

逆に北海道では横隔膜全体を「サガリ」と呼ぶお店が多いようです。

「ハラミ」と「サガリ」で味や食感の若干の違いはあるものの、ほとんど差は分かりません。
つまりは、『ほぼ一緒』と捉えて良いと思います。

ほとんどの場合、「上ハラミ」や「上サガリ」など特に美味しい部位は「上」が付いていますしね^^
ハラミとサガリを区別する福岡でも、「上」のハラミとサガリを2つ置いてあるお店はほとんどありません。

牛以外の「ハラミ」は部位が違う場合もある!

牛ハラミは横隔膜ですが、それ以外にも鮭ハラミやマグロのハラミなんて言葉もあります。

え・・。エラ呼吸をする魚に「横隔膜」など無いのに、ハラミがある?!

そう、この「ハラミ」と呼ばれる部位は非常に難解なのです。。

豚ハラミ

豚ハラミも、牛と同様に横隔膜の部位となります。

豚も肺呼吸しますからね。

『そんなん、当たり前じゃん』

なんて思う人も多いでしょうが、次に紹介する「鶏のハラミ」は横隔膜ではないのです。

鶏ハラミ

鶏ハラミは横隔膜ではありません。そもそも、鶏には横隔膜がないのです。

鶏ハラミはお腹周りの筋肉。つまりは腹筋にあたる部位を鶏ハラミと呼びます。
ちなみに、この鶏ハラミも筋肉ですが分類は内臓にあたります。

1羽から10g程度しか取れない、超希少部位です。

鮭ハラミはどこの部位?

ハラミ=横隔膜の法則が鶏で崩れましたが、魚にも「ハラミ」と呼ばれる部位があります。

そもそも、横隔膜は肺呼吸に必要な組織ですので、エラ呼吸する鮭の「ハラミ」は確実に横隔膜ではありませんよね・・

鮭の「ハラミ」は「腹身」。
つまりお腹側の脂肪を多く含まれる身のことのようです。

鮭ハラミと鮭ハラスの違い

鮭ハラスというのも、たまに見かけますよね。

鮭ハラミは腹側の身のことですが、鮭ハラスは、「腹身の中でも最も脂の乗った部位」です。
つまりは、鮭ハラスは鮭の大トロにあたる部位ですね。
店によってはトロサーモンと呼んでいる部位ですね(^^)

マグロのハラミ

マグロの「ハラミ」も、鮭と同様に「腹身」を指すようです。

ハラミの種類まとめ

  • 牛・豚のハラミ=横隔膜
  • 鶏のハラミ=腹筋の薄い筋肉
  • 鮭・マグロのハラミ=腹身

ハラミの由来は英語?

牛・豚のハラミ(横隔膜)の名前の由来は、鮭やマグロと同様に「腹身」から来たようです。

横隔膜を英語で言うと「diaphragm」と呼ぶらしく、ハラミとは全く関係なさそうです(笑)

以上、複雑すぎて分かりにくい「ハラミ」ってどこの部位?でした。