私たちが普段何気なく食べている焼き鳥。
ふと、これってどこの部位?と気になる時ありますよね。
シロ、ふりそで、かしら、ちょうちん、きんかん、ハツ、砂肝(砂ずり)、せせり、ささみ、ぼんじり、ヤゲン、さえずり、ソリレス、せぎも。
希少部位から、定番メニューまで。焼き鳥の部位をまとめました。
関連:ハラミってどこの部位?
スポンサーリンク
この記事の目次
希少な焼き鳥の部位
- ふりそで
- ちょうちん
- ソリレス(ソリ)
- せぎも
- さえずり
これら焼き鳥の希少部位をご紹介します。
ふりそで
「ふりそで」は、鶏の手羽元とむね肉の間にある部位です。
一羽から少ししか取れない希少部位なので、焼き鳥屋に行っても目にする機会は少ないメニューです。
どちらかと言えば手羽元よりもむね肉に近く、ジューシーかつ上品な味わいが特徴。
ファミリーマートにも数量限定で「ふりそで炭火焼き鳥(タレ)」が売られています。
肩小肉と呼ばれ鶏がよく動かす部分の肉で、鶏肉の食感、旨みを感じられます。1本で鶏3羽分が必要な希少部位です。FamilyMart
希少な部位なので、数量限定で発売されているようです。また次いつ食べられるか分からないので、気になる方はチェックしてみてはいかがですか?(^^)
参考:FamilyMart商品情報「ホットスナック・惣菜」
ちょうちん
ちょうちんの部位は「卵巣」と「輸卵管(ゆらんかん)」です。
ちょうちんには、卵の黄身のような物がぶら下がって付いていますよね。
これは「鶏の卵になる前の黄身」で「きんかん」と呼びます。
「きんかん」の部分のねっとりとした食感は、好みが分かれるかもしれません。
串に刺した「
スポンサーリンク
ちなみに、黄身の部分「きんかん」は、複数個連なっている場合があります。
ちょうちんは1羽に一つしか取れない、親と子の命を繋いでいる部分ですので、優しい人は残酷に感じてしまうかもしれませんね。
ソリレス(ソリ)
ソリレス(ソリ)の部位は、鶏のモモ肉の一部です。
焼き鳥の超希少部位の一つで、ソリレスと言う言葉はフランス語で「コレを残す者は愚か者だ」という意味。
それほどの絶品な希少部位ですので、メニューで見かけたらぜひ食べたいですよね。
プリッとした弾力と、噛んだ時に溢れる肉汁がとっても美味しい一品。
せぎも
「せぎも」の部位は鶏の腎臓です。
レバーに近い味で、レバーが好きな人にはおすすめです。
さえずり
「さえずり」の部位は鶏の食道(気管)です。気管ともいいます。
独特のコリコリとした食感はありますが、クセのない味です。
焼き鳥の定番メニューの部位
- 砂肝(砂ずり)
- せせり
- ささみ
- ぼんじり
- ハツ
- ヤゲン
これら焼き鳥の定番メニューの部位をご紹介します。
砂肝(砂ずり)
砂肝の部位は鶏の胃の一部です。地域によって砂ずりとも呼ばれています。
ニワトリには歯がないので、食べ物を細かくする(すり潰す)為に胃の中に「砂」を保持しており、そうして細かくして消化を助ける機能があるのだそう。
但し、普段私たちが口にする焼き鳥や、スーパーなどで販売されている砂肝は、きちんと「砂」は取り除かれています。
コリコリした食感と低カロリーで高い栄養価が特徴。
せせり
「せせり」の部位は鶏の首の筋肉です。
よく動かす筋肉なので、身が引き締まっており、弾力があり旨味が強いのが特徴。
一羽からわずかしか取れない部位です。
ささみ
「ささみ」はむね肉の奥にある部位です。むね肉の上質な部分がささみです。
ささみと胸肉の違いは、ささみには「皮」がないこと。
その為、ささみは柔らかくて脂肪が少なく、高たんぱく。ダイエットやスポーツ選手に人気の部位です。半分レア状態で出してくれる焼き鳥屋さんも多く、食べても美味しいですよね。
ぼんじり
「ぼんじり」は鶏の尻尾にあたる部位です。尾骨の周りの肉で、わずかしか取れない希少部位です。
脂が乗っていてプリプリとした弾力があるぼんじりは、鶏肉で一番美味しい部位とも言われています。
ハツ
「ハツ」の部位は心臓です。
店舗や地域によって「こころ」とも呼ばれています。
心臓と聞くとクセがありそうですが、レバーのようなクセのある味ではなく、臭みや血の味もしません。
歯応えのある食感ですが、食べやすくて美味しいですよ。ぜひ食べてほしい焼き鳥メニューの一つです。
ハツの語源は英語で心臓を意味する「Heart」の複数形でが由来で、ハツと呼ばれるようになりました。
ヤゲン(軟骨)
「ヤゲン」の部位は鶏の胸骨の先端にある軟骨です。
コリコリした食感で、焼き鳥だと「塩」で食べると美味しいですよね。
名前の由来は、形状が漢方をすり潰す「やげん」という道具に似ていることから、この名前が付けられたそうです。
焼き鳥じゃない、実は豚肉?!
実は、鶏肉以外を使った「焼き鳥メニュー」があります。
例えば、ソーセージを置いている焼き鳥店は結構多いですよね。
その際、メニューには「豚肉のソーセージ」と書かれずに単純に「ソーセージ」と書かれている場合がほとんどだと思います。
このように、焼き鳥メニューでありながら実は豚肉を原料としている部位があります。
- シロ(ダルム)
- かしら
これらは、いったいどこの部位なのか?ご紹介します。
シロはどこの部位?
シロは「豚の大腸」です。
たしかに豚のホルモンの味ですよね(笑)
福岡県久留米市では、「ダルム」と呼ばれる部位ですね。
焼き鳥のメニューに、鶏肉を一切使っていないアスパラベーコンなどもあるように、
豚の部位を使っているのに「焼き鳥」と呼ばれるメニューは他にもあります。
スポンサーリンク
かしらはどこの部位?
「かしら」は豚のこめかみや頬の肉です。
焼き鳥の部位の説明で、いきなり豚肉がまさかの二連発(笑)
かしらは、埼玉県東松山市が発祥で、主に関東地方で親しまれています。
埼玉県東松山市は、日本三大焼き鳥の一つと言われています。
(もう二つは愛媛県今治市、北海道室蘭市)
北海道室蘭市も豚肉を使った焼き鳥が名物なので、
日本三大焼き鳥のうち、二つは豚肉を使用した串で占める。という異常とも言える状態になっています(笑)
焼き鳥は豚の部位が一番美味しいのでしょうか?w
まとめ
シロやかしらなど豚を使用した部位から、ちょうちん、ふりそでなどの希少部位まで焼き鳥は奥深いですね。
ちなみに、日本三大焼き鳥のうち、2つは豚の串が名物という事を書きましたが、
全国で一番焼き鳥屋が多いのは
ぶっちぎりで福岡です。
その、日本一焼き鳥屋が多い福岡での定番メニューは「豚バラ」です(笑)
豚肉を使った串を「焼き鳥」と呼ぶのは日本の有名な焼き鳥どころでは当たり前のようですw
以上、焼き鳥の部位まとめでした。
コメントを残す