東京を離れて「しょっぱい」が関東の方言だと初めて知りました。
『じゃあ、他の地域では何て言うの?』と、気になりますよね。
驚かないでくださいね・・。
今から言うから、絶対、驚かないでくださいね!!!
正解は、『からい』です。
「そんなバカな・・。」と思うかも知れませんが、本当です。
『じゃあ、唐辛子やわさびなどの“辛い”は何て言うの』と、気になりますよね。
気になりますよね・・。
絶対、驚かないでくださいね!!!
正解は、『からい』です。
塩味が濃いことも、唐辛子・わさびの刺激する辛味も、
関西や九州では「からい」一つの言葉で表します。
「そんなバカな・・。」と思うかも知れませんが、これも本当です。
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しょっぱいは関東の方言?
しょっぱいは、現在では関東の方言とされています。
関東以外でも意味は通じますが、他地域の人は「しょっぱい」という言葉を用いる機会はほとんどありません。
しょっぱいの語源
「しょっぱい」の語源は、「しおはゆし」という言葉です。
(鹹しと書くのだそう。)
しおはゆしの由来は、大相撲の世界で使われていた言葉で、
塩が撒かれる土俵に這っている、すなわち「弱い」ことを暗に表す言葉でした。
つまりは、
塩だらけの弱い奴 → しおはゆい → しょっぱい
と変化していったのですね。
現在では「つまらない・ケチ」などの意味でしょっぱい奴などと形容する場合がありますが、
本来は、「情けない」ことを意味するので、正しい表現です。
むしろ「塩味が濃い」ことをしょっぱいと表す方が、ひねった表現だったのです。
それを考えると、「塩対応」という言葉も、しょっぱい対応という意味ですから、
意外と的を射た表現ですね(^^)
「塩辛い」は方言ではない?
実は、「塩辛い」が標準語で、「しょっぱい」が方言なのです。
てか、関東で「塩辛い」なんて言わないですよね?
普通、「しょっぱい」って言いますよね?
そう。それが方言なのです。
「標準語とは異なった形で、一部の地域で普通に使っている言葉」という
方言の定義にまさに当てはまってしまいます(^^;
しょっぱいが標準語ではない事を、私も福岡に移住して初めて知りました。
他にも、「高い」ことを「高けえ」
「意味が分からない」ことを「意味分かんない」などと表すのも、関東の方言なのだそうです。
「分かんない」は、確かにビジネスシーン以外では普通に使っていました・・。
方言を使うタイミングや感覚って、関東出身だと分からないのですが、
言われてみたら仲の良い友達に
「分からない・塩辛い」
なんて言葉は使わないですよね。
「分かんない・しょっぱい」
の方がしっくり来ます。方言を使う感覚は、こういうものだったのですね。
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関西の方言は「からい」
関西では、塩味が強い・塩辛いことを方言で「からい」と言います。
最初、塩気の強いものを『からい、からい』と言うから
「関西の人は唐辛子の辛さに異常に弱いのか?」
と思ったほどでした。
この「からい」という方言はやっかいです。
- 刺激のある辛いもの
- 塩気の効いたもの
- 刺激のある辛さと塩気の効いたもの
これら全部「からい」で済まされてしまうので、
西日本の人が「からい」と言っても、どんな味なのか、何の参考にもならないw
ちなみに、JA全農がTwitterでアンケートを取ったところ、以下のような結果になりました。
西日本(山口)がルーツですが、塩の味が強い時はしょっぱい、醤油の味が強い時はからい、で使い分けている印象です。おうどんのお汁とかは辛いをよく使うイメージです。
— Kan (@Kanako31) December 15, 2020
西日本では、塩の味が強い時は「しょっぱい」、醤油の味が強い時は「からい」で使い分けている人も多いようです。
ちなみに福岡の方言は?
福岡でも「しょっぱい」の意味は通じますが、現地の人は関西と同様「からい」と表現します。
ちなみに、九州では唐辛子のことを「こしょう」と言います。
「ゆず胡椒」の原材料は唐辛子ですからね(^^;
ゆず胡椒は、
塩気の効いていて、なおかつピリッとした刺激もあります。
これを食べた時に、福岡の人が「からい」と言われると、全く味が分からないんですよね(^^;
福岡の人『このゆず胡椒、からか~』
私(・・・どっちの意味のからいなのか、分かんない)
まとめ
- しょっぱい:関東の方言
- からい:関西の方言(しょっぱいと同じ意味)
- 塩辛い:標準語
日本語ムズカシイデスネ・・。
以上、からい・塩辛い・しょっぱいの方言の話でした。
東京都下に10代目のものです。
コミュニティラジオを聴いていて、
「しょっぱい」というお題があり気になって、
検索したところこちらにたどり着きました。
たぶん三多摩の方言だと思うのですが、
「しょっぱい」は使いません。
「しおからい」です。
「しをっからい」という風に発声します。
以上お邪魔しました。
東京生まれ東京育ちですが、分からないも塩辛いも友達相手に使います。
単に国語力の問題では?
若い頃、関西出身の料理長の下で修行した事があります。東北仙台出身の私が、東京の店舗で働き始めた時は「ただの怖い人」って印象でした。
それが原因で辞めてしまう同期も数人いましたが、右も左もよくわからない事もあって、1年位素直に教わっていたら言葉の違いに気がつき始めました。
記事の通り「じぶん」とかその通りですが、仕事上
●関東 関西
甘い → 旨い
しょっぱい→ からい
甘味 → 味(又は出汁)
牛肉 → 肉
豚肉 → 豚(豚は区別)
などなど、チョット伝わらない事がありました。
また、大体声が大きく、ビビって辞めちゃう若い子もいたかもしれません。
あと、蕎麦の汁なんか特にボロクソうるさくて、「関東に来たら黙って食え」と思ったけど、最後まで言えなかったです。